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2011年05月07日

なっ、なんと! 姉吉地区は無事だった!!

なっ、なんと! 姉吉地区は無事だった!!
震災後に、このブログで岩手県宮古市の「姉吉キャンプ場」の事を書きましたが、当然、この画像のキャンプ場は跡形も無く壊滅して、もしかしたら住民も全滅かと思っていたんですが・・・
なっ、なんと! 全員無事だそうです! 家屋も無事だったそうです!!
管理人さんの家族も、漁師のおじいちゃんも、無事らしいです! 本当に本当に良かったです!!!
しかし、なぜ、あの巨大津波から逃れられたのか? なぜ、家屋は無事だったのか?

姉吉地区の住民を巨大津波から救ったのは、わずか1.2メートルのこの石碑!

なっ、なんと! 姉吉地区は無事だった!!

1896年に三陸を襲った津波では、2万2000人の死者を出し、姉吉地区で残った住民は2人。その後、住民は丘の上に家を建てましたが、時間がたつにつれ津波の事は忘れられ、少しずつ海岸よりに住宅は移動をし、1933年に再び三陸を襲った津波では、姉吉地区で残った生存者は4名だけでした。

この石碑は、その後に建てられたもので、「この石より下に家を建ててはならない」という先人の教えが書かれています!
その教えを守って、この石碑の上に家を建てた11軒、34名の住民は今回の津波の襲来から逃れることができました。そういえば、管理人さん達の家は、海岸からかなり上にあり、キャンプ場までは結構下った記憶があります!
当時は漠然と記憶していただけだけど、港の近くには建物とかはありましたが、道具小屋や休憩所みたいな小屋で、人は住んでいませんでした。

今回の津波は観測史上最大の38.9メートル。
しかし、その巨大津波も石碑の手前で止まったそうです!

この事は、デイリーニュースを通じて世界に配信されました! はじめは、このニュースを「へ~、そうなんだぁ~」的に見ていたんだけど、あのキャンプ場のあった姉吉地区と知った時は、本当に驚きましたし、同時に住民が無事と知って安心しました!
凄い! 凄いです! 先人の教えを守った姉吉地区の人達は、本当に凄いです!!!
一泊でしたが、この地区のキャンプ場に泊まり、ちょっとでしたが地元の人と話した事を、何だか自分の中で誇りに思えてきました!

この先人の教えを東京電力が守っていれば・・・ 場当たり的な官僚主義がなければ・・・ 正義感のある政治家がいれば・・・
今回の悲惨な原発事故はなかったはずです!!


なっ、なんと! 姉吉地区は無事だった!!
しかし、上の画像の思い出のあった「姉吉キャンプ場」は、海岸近くにあったので、跡形もなく破壊されました・・・
あっ! そういえば、キャンプの受付をした時に津波の説明を受けて、夜中に大音響で放送(漁師さん向けの海況の放送だったけど)された時は、津波かと思って飛び起きた事を思い出しました!
当時も姉吉地区の人達は、津波に対する防災意識が高かったんですね!
港の再建とかが落ち着いたら、是非もう一度 「本州で一番東にあるキャンプ場」も再建していただきたいです。
その当時の事は、HPの「東北、登山国道に最東端、晴れ男でも雨は降るのだ」を見てください。








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この記事へのコメント
新着からお邪魔します。

 このキャンプ場、私も1泊しました、そうですかキャンプ場は駄目だったんですね、ニュースで人的被害がなかったのは知ったのですが、残念です。

 ファイヤープレイスなど良く出来たキャンプ場だったので、気になってました。
Posted by ライダー at 2011年05月08日 00:09
本当に残念ですが、以外に人気のあったキャンプ場だったんですね。いつかきっと再建してくれる事を信じています。
Posted by BOSSBOSS at 2011年05月30日 12:21
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    コメント(2)