2016年03月14日
ジェームス・P・ホーガンのSF3部作は絶対に面白い‼︎
「月面で発見されたのは、5万年前の人間の死体だった…」
前にも紹介した『星を継ぐもの』から始まる、ジェームス・P・ホーガンのSF3部作。
全部読むと、かなりの長編だけど、面白いから、どんどん読んでしまうはず。5万年前だけで終わらず、2千5百万年前の話にまでなっちゃうんだから、人類の創生とかの考え方を変えられてしまうくらい奇想天外だけど、妙に説得力があるから不思議だ。1991年にヨーロッパの山岳地帯の氷河の中から、5300年前のミイラ(アイスマン、愛称エッツイー)が発見された時にあれだけ大騒ぎになったんだから、人類創生前の人間のミイラが月面で発見されたなんて事が実際に起こったら地球規模、全人類規模で大騒ぎになるのを想像するだけでも面白い。それに、一冊ごとのクライマックスは、SF好きやミステリー好きなら間違いなく興奮すると思う。ただ、あえて言うなら、ミステリー好きの人は『星を継ぐもの』だけにしといた方が良いかも。それ以降は異星人が登場するから、ちょっとスターウォーズの世界観になってしまう気がする。それと、登場人物が博士や学者なので、言いまわしが理屈っぽいから、エッセイとかばかり読む人には向かないかも。
どちらにしても、旅先で読むというより、家でじっくり読んで欲しい3部作だ。
Posted by BOSS at 08:47│Comments(0)
│旅の文庫本
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